子どもが嘔吐してしまった時の処理の仕方。
嘔吐による感染は、吐物からの飛沫感染で、他の子への感染がいっぺんに広がります。
そのために吐物から菌を飛ばさないため素早く、
また、職員を介して他の子へ移さないために確実に処理ができるように
毎年2回ずつ研修をしています。
換気をして、子どもを避難させている間に
エプロン、マスク、手袋、シューズカバーを2重装着。
吐物に凝固剤か、ペーパータオルで覆い、次亜塩素系ナトリウム液をかけ、回収。
ヘラや段ボール片できれいにとりのぞく。
(これが大変なんですよね。思わぬ所まで跳んでいたり、
床面のすきまに入って、なかなか取れなかったり・・・)
そして、エプロン、手袋、シューズカバーを一枚ずつ取って、一次回収袋へ。
(外側を内に巻き込んで飛散を防いで)
そのあと、床、壁等を再度、次亜塩素酸ナトリウム液で消毒、水拭き。
身に着けているものを、二次回収袋に入れて密封。
手洗い、うがいをしっかりとして、終了。
各クラスに置いてある 嘔吐処理セットの確認をして
使ったものはその時に補充。
使わなくて済むものなら、それが一番。
・・・でも、必ずと言っていいほど、必要な時があるのです。
その時になって慌てなくていいように、日ごろからの準備が必要なんですね。